選手にいつも伝えていることですが
自分の感情をコントロールするには、内臓を整えることが第一です。
内臓感覚という言葉を聞いたことがある人も多いかと思いますが
例えば、「腹が立つ」はイライラすると胃が立ったような気がする。
「頭にくる」は丹田にあった氣が頭まで上がってくる。
「腑に落ちる」は、脳で考えていたことが内臓の考えと一致する。
このほかにも、さまざまな内臓感覚を私たちは無意識に発しています。
アメリカでは脳移植をした患者さんの性格が変わることが知られていますし
これを「内臓の記憶転移」といいます。
まれに、内臓移植した人の記憶まであることがあるのです。
人間の神経の80%が小腸にあり、近年の研究で消化器の中でも主に
小腸で感情が支配されていることが医学的にも分かってきたようです。
ですから、その小腸を含めた腸内細菌を整えてあげると
精神疾患がなおったり、アレルギーが改善されたりすることから
近年ではアメリカだけでなく、日本でも便移植によって腸内環境の改善する
治療が進められています。
私たちは、まるで脳がカラダをコントロールしていると思っていましたが
腸を軸とした内臓がカラダをコントロールしているのです。
ですから、選手を育成する際も
フィジカルトレーニングやメンタルトレーニングよりもまずは
内臓を整えることが、強く柔軟なカラダとメンタルを作るのです。
そして、どの臓器がどのようなメンタルに関係しているかを知ること
例えば、試合の前など緊張したときに、やたらとトイレに行きたくなるのは
腎臓に反応が出やすいからなのです。
腎臓は自信や決断をつかさどり、この反応が出やすい選手は
自分に自信を持たせ、自分の感覚を信じることができるようにします。
そして骨格が安心安定をもたらすことから、しっかりと骨を育てる栄養を摂る。
といった感覚を持てるようになることが重要です。
まずは、自分の感情をコントロールできるようになるために
①腸を整える正しい食事
②良質な睡眠
③正しい入浴
④正しい生活習慣
が重要です!
感情のコントロールは腸(内臓)を整えること
結果、メンタルの安定した、強いカラダを持った選手になるのです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。