じわじわと免疫力とパフォーマンスを下げる低体温!ウイルスに立ち向かうカラダの作り方

今、世の中は除菌、殺菌、ディスタンスに血まなこになっていますが

大事なのは体内にウィルスが入ってきても暴れられないカラダを作っておくこと

その点で、必ず私が子どもたち、選手やパフォーマーの皆さんに伝えているのが

「低体温」による破壊力の恐ろしさです。

低体温は感染症になりやすいだけでなく、アレルギーなども出やすくなります。

そして、低体温の人は、食べた物の消化がきちんとできず

未消化のまま腸に運ばれることで、腸内環境を荒らし

腸があれることはメンタルに直結するため

イライラしやすい、集中力がないといった傾向にあります。

いま、日本人の多くが低体温の状態です。

では、何度が適温なのか?

戦前と戦後に行われた大規模調査の統計によると

0~6歳児は38度台が一般的で

6~12歳は37度台くらいになります。

12歳を過ぎてようやく36度台になっていたのです。

私が小さい時は、病院の問診表には 「普段の体温 36,○○度」となっていて

36という数字はすでに印字されていました。

しかし現在ではすべてが空欄。

それは35度台の人がとても多いからです。

選手たちも37度あると「熱がでてしまいました」といい

38度台だと、保護者の方もとても不安そうになります。

細菌やウイルスが体内に入ると、発熱・下痢・嘔吐・咳・鼻水・耳垂れなど

あらゆる方法でカラダから菌を排出しようと頑張ります。

それが免疫力を生み出すからです。

子供は通常時でも体温が高いので代謝も良く、熱などの風邪をひいても治りが早く

次の日には「黄色っ鼻」(わかります?凄い黄色の鼻水です・・苦笑)

を出して元気に登校するんです。

その黄色っ鼻が免疫力アップの証拠です。

私たちの免疫系の働きのカギを握る「酵素」ですが

この酵素が、一番活性しやすい温度が40℃前後と言われています。

そして体温が1度下がると、免疫力は30~40%も低下してしまいます。

ではどうして低体温が起こるのかというと

一つは、砂糖の過剰摂取に、牛乳の過剰摂取、小麦粉製品の過剰摂取と続き

やはり春夏秋冬、家の中を快適な温度にし過ぎること。

また、過剰な殺菌により、必要な常在菌がとても少ない環境にしてしまっていること。

ほかにもさまざまな要因が絡まっての結果ですが

決して皆さんを脅しているわけでも、攻めているわけでもありません。

私のモットーは「雑食力」を付けること!と言っているくらいです。

前述した過剰摂取といった食品も、過剰だから問題なのであって

適切な量、適切なタイミングで楽しめば問題ありません。

要は、自分の体調や、マインドが現状どうなのかをしっかり把握したうえで

今の自分に合った食べるものを選ぶこと

選べる知識を持つこと!

その上でラーメンも焼き肉も生ビールも楽しめばいいんです。

私も普段、選手や指導者の方と飲み交わし

美味しい物を食べるとか最高に好きです!

この、最高に楽しい!という感情もまた免疫力アップのカギになります。

なんか都合のいいこと言ってるなと思われるかもしれませんが

免疫力を上げるためにも、自分自身の機嫌は自分でとれるようにする。

この自分の機嫌の取り方はまた別の機会にお話しします。

今日は、免疫力を上げるためにも低体温から抜け出し

せめて通常時の体温を36.5度を目指してください。

そのためには

しっかりと、たんぱく質などの栄養を摂ること。

そして、睡眠時間が乱れないようにする。

そして1日の疲れをリセットするために

せめて42度からの熱めの湯船に浸かり、カラダに圧をかけ

全身の代謝を上げ、明日のパフォーマンスに備えてください。

ぬる湯で上半身冷やしながらの長時間はオススメしません。

では体温をアゲアゲで今週も頑張ってまいりましょう!